よくあるお悩み
FAQひとり親になる前、なった後に

シングルマザー・シングルファザーになる前・なった後に生じる代表的なお悩みについて、お答えします。
お悩みへのアドバイスのひとつとして、参考にしてみてください。
執筆協力 NPO法人 しんぐるまざあず・ふぉーらむ 理事長・赤石千衣子氏/
全国父子家庭支援ネットワーク 代表理事・村上吉宣氏

ひとり親になる前

NPO法人 しんぐるまざあず・ふぉーらむ
理事長・赤石千衣子氏が回答します

小学生の息子と娘がいます。夫とは結婚して10年が経ちますが、昔から女性関係が絶えず、何度も話し合い、二度としないと約束するのですが裏切られます。そしてついに離婚を決心しました。滞りなく離婚するためには、どう手続きを進めればよいでしょうか。

お子さんが2人いらっしゃり、夫の女性関係が絶えないとのこと。いままでつらい思いをされてきたことでしょう。ついに離婚を決心されたのですね。これからの生活を考えると、離婚手続きでは、親権やお子さんたちの養育費を決め、さらにあなたの場合は慰謝料請求をしたい、と思っておられるでしょうか。

親権、養育費、親子交流、財産分与について決め、慰謝料請求をするためには、弁護士へご相談されることをおすすめします。

各地域にある、ひとり親家庭支援センター別ウィンドウで開くや、男女共同参画センター別ウィンドウで開く法テラス別ウィンドウで開くなどの無料の法律相談を利用し、離婚事件に詳しい弁護士さんにまずは相談してみましょう。何人かにご相談されてもいいですよ。あなたの話を聞いてくれる弁護士さんを選び、調停をされることをおすすめします。

夫に慰謝料請求をしたいのであれば、女性関係の証拠や、夫の財産関係の資料などはあったほうがいいと思います。そうしたことも含めて、弁護士さんにご相談ください。

また、今後の生活のことも心配ですね。もし専業主婦期間が長いといった状況でしたら、少しずつパート勤務などをはじめ、調停などの期間は休むこともあるので、短時間から仕事をしていきましょう。

中学1年生の娘がいます。夫のモラハラが原因で離婚を考えており、県外の実家に帰ろうと思っています。友達もできて楽しそうに登校している娘に、離婚や転校のことをどう伝えればよいか分かりません。転校を嫌がった場合、どのように説得すればよいでしょうか。

夫のモラルハラスメント(精神的な暴力)があり、離婚に踏み切ろうと思っておられて、離婚や転校のことを娘さんにどう伝えればいいか迷っておられるのですね。

夫があなたに暴言をはいたりすることは、ドメスティック・バイオレンス(DV)ですし、現在は配偶者暴力防止法の中にも精神的DV(※)が位置づけられています。

またいくら親が隠していても、娘さんは家の中で起きていることに気が付いていることが多いと思います。こどもは大人に自分の意思、意向を聞いてもらい、尊重してもらえたかどうかが、その後の大人との信頼関係を築く上でとても大切になります。
まずは、娘さんに、「お母さんはお父さんと一緒にいることが耐えられないので、離婚を考えていて、お母さんの両親がいる家に帰ろうと思うけど、あなたはどうしたい?」と伝えてみてください。お子さんなりの考えを伝えてくれると思います。

その上で、転校の時期(学年が変わるときがよい)や、なるべく変化しないで続けられること(例えば習い事)など、お子さんに安心感を与えるようなことを考えてみられたらいかがでしょうか。またあなた自身の支えとともにお子さんの支えになってくれる人がいると、とてもよいと思います。

もし別居したときに危険があるのかなど、DV相談の窓口(※)にご相談をしながら行動してくださいね。

※精神的DVとは、大声で怒鳴る、無視をして口をきかない、生活費を渡さないなど、心ない言葉や行動で、相手の心を傷つける行為です。
※DV相談の窓口には、自治体の女性(婦人)相談の窓口や、「DV相談ナビ別ウィンドウで開く 」(#8008)、「DV相談+別ウィンドウで開く 」などがあります。まずはご相談になることをおすすめします。

結婚して8年、3歳の息子が1人います。夫は結婚前はとてもやさしい人だったのですが、結婚して変わりました。子育ては全く手伝わず、気にいらないと物に当たったり、大声で怒鳴ったりしながら、人格否定の言葉を投げてきます。落ち着いたときに話し合いをしたいと伝えても、ひたすら黙り込み、無視されます。最近はいつ怒りだすかわからないので、何も言えなくなりました。こどもは夫が怒鳴りだすと、怯えてしまい、こどもへの悪影響も心配です。夫は自分を怒らせるお前が悪いと言います。夫を怒らせないようにするにはどうしたらいいのか、毎日気を使っているような状況です。でも、手をあげることはないので、これはDVとは言わないですよね。私がこどものためにがまんしたほうがいいでしょうか。

夫が大声で怒鳴ったり、「おまえはバカだ、無能だ」などと言ったりしてくるのですね。とてもつらいですよね。
これまで、どんなところにご相談になりましたか。

お聞きしている限りでは、あなたの受けているのはドメスティック・バイオレンス(DV)ではないかと思われます。言葉の暴力もその一つで、精神的DV(※)に位置づけられています。
自治体の女性(婦人)相談の窓口や、「DV相談ナビ別ウィンドウで開く」「DV相談+別ウィンドウで開く」などに、まずはご相談になることをおすすめします。
人格を否定され続けるとあなた自身も自信を失ってしまうこともあるでしょう。
相談をしながら、これからのことを考えていきましょう。
いま、あなたがお仕事をしていらっしゃらないなら、少しずつお仕事をするための準備をしていってもいいですよ。
そして、離婚したほうがいいと思っておられるなら、少しずつ準備をしていきましょう。相談できるところを見つけていきましょう。

※精神的DVとは、大声で怒鳴る、無視をして口をきかない、生活費を渡さないなど、心ない言葉や行動で、相手の心を傷つける行為です。

現在わたしは25歳、未婚で妊娠4か月です。こどもの父親とは結婚するつもりはありませんが、この子は産みたいと思っています。まだ伝えていないですが、将来のことを考えると認知してもらったほうがいいのでしょうか。また、職場や両親にも話せていません。結婚せずにこどもを産む場合の手続きや注意点、周囲にどう伝えればよいかアドバイスが欲しいです。

妊娠4か月、未婚で出産の予定なのですね。まずは、おめでとうございます。こどもの父親とは結婚するおつもりはない、ということなのですね。

病院には行きましたか。健診などを受けていきましょう。また、健康に気をつけて過ごしてくださいね! 産む病院も早めに決めておくと安心ですよ。

あなたはお仕事をされているのですね。そしてその仕事を続け、産休育休をとって、子育てしようと考えておられるのでしょうか。そうであれば、職場の上司には、そのことを伝えましょう。

またご両親にも協力していただくことになるなら、話してみましょう。未婚の出産をする人の話を聞いていると、両親も柔軟になってきているので、歓迎してくれるご両親も増えてきましたよ。また許さないと言っていても、孫の顔を見て、許してくれたという人もいました。

それから出産費用なのですが、用意できそうですか。健康保険に入っていると、出産後に一律50万円(2024年1月現在)の出産育児一時金が支給されますが、最近の出産費用は50万円以上かかることもありますので、一時的に立て替え、貯金などから出す必要があります。

さて、認知のことですが、こどもには父親を知る権利がありますので、認知をしてもらうのはお子さんにとって基本的によいことと思います。しかし、DVや性暴力、ストーキングなどで父との関係が難しい場合は慎重にしましょう。認知手続きは胎児認知以外は母親の承諾が不要なので、よく考えて伝えましょう。また、相手が認知をしないという場合は、調停や裁判などで強制認知を求めることになります。認知をすることによって、養育費の請求権も生じます。

最後に、この20~30年、結婚しないで生まれたこどもへの差別は、かなりなくなってきました。まだ社会の偏見はあるかもしれませんが、あなたがたっぷりの愛情をお子さんに注げば、お子さんはすこやかに育つと思います。

高校1年生の娘と中学1年生の息子がいますが、これから夫と離婚しようと思っています。2人のこどもは私が引き取ろうと思い、夫もそこは同意すると思います。共働きで夫の収入は私と同じくらいなのですが、養育費はどのように決めるのがよいでしょうか。彼はお金にうるさいタイプなので、話し合いがスムーズにいくか不安です。

お子さんが2人いて、夫と離婚しようと思っておられるので、養育費のことを知りたいのですね。

離婚手続きでは、お子さんの親権や養育費、親子交流、夫婦の財産分与、そのほかを決めることになりますが、今回は養育費についてお伝えいたします。
養育費の目安として、裁判所では「養育費の算定表」をつくっています。こちら別ウィンドウで開くから見ることができます。お互いの収入とこどもの人数、年齢によって算定できます。

夫と離婚のことを話したときに、養育費についてもし合意ができるようであれば、公正証書という形で養育費の額を公的文書にしておきましょう。公証役場に二人で行って、公正証書を取り決めるという形です。費用が数万円かかります。
もし合意ができない場合には、家庭裁判所に調停を申し立てて、調停委員さんを挟んで話し合いをしていきましょう。調停で合意ができれば調停調書の形で、合意がなければ審判を、それでも成立しなければ裁判となります。

養育費の取り決め内容ですが、養育費の月額、終期(お子さんが20歳になるまでか、大学を卒業する22歳までかなど)、支払方法、教育費や臨時の出費についてなどが主なものになるでしょう。また不払いの場合には強制執行をすることができる「強制執行認諾文言」を入れましょう。

養育費の月額は5万円程度が平均となっています(※)。
また養育費の取り決めをした方は4割以上ですが、実際にいまもらっていると答えている人は3割弱に減ってしまいます。
調停は本人同士でもできるのですが、もめそうだったり自信がなかったりする場合は、弁護士さんを代理人に立てて、調停に臨みましょう。まずは、Q1にあるように法律相談をお受けになることを、おすすめいたします。そこでよい方に出会えれば、代理人として受任していただきましょう。

またそのほかのことがら、親子交流や財産分与などについても、公正証書、あるいは調停や審判、裁判で取り決めていくことができます。

※厚生労働省「令和3年度 全国ひとり親世帯等調査結果の概要別ウィンドウで開く

夫には借金があり、2年前に家族会議をして、反省している、二度としないといい、親族の支援も受けて任意整理をしました。しかしまたギャンブルがやめられず、私に隠れて消費者金融から借金をしていることがわかりました。このままではこどもにも影響があると思い離婚を決意しました。これまで子育てにほとんど協力してくれなかったので、10歳の娘との親子交流は拒否したいのですが、可能でしょうか。

夫のギャンブルによる借金を理由に、離婚を決意されたのですね。これまで苦労されましたね。今回は親子交流についてお聞きになりたいのですね。
子育てに協力的ではなかったから、親子交流をさせたくないとお思いだとのこと。夫は、娘さんと会いたいと言っているが、拒否したいのですね。

娘さんとお父さんとの関係は良好でしょうか。
お子さんに危害が及んだり、虐待があったりする場合、またあなたがDV被害を受け、会わせることで心身に悪影響がある場合には、親子交流をしないほうがよいかと思います。
以上の状況でなく、またお子さんがお父さんと会いたいと思っている場合には、あなたのお気持ちは少し横において、親子交流をさせてあげたらいかがでしょう。お母さんとしては、子育てに関わらず、借金で苦労させられ、さらに面会したい、というのは「いいとこどり」だといやなお気持ちになるかもしれません。

ここはご提案なのですが、お子さんにとってどうなのかを考えてみてください。
ただ、面会したいと言っていたのに、離婚後1~2年で関心を失ってしまうような別居親もいるので、親子交流の取り決めでは、お子さんが成人するまで、少しずつでも続けるように約束してもらいたいですね。またお子さんの養育費についても(交換条件ではないです)取り決めできるとよいですね。

現在わたしは30歳で4歳の娘が1人います。夫から別れを迫られていて、理由は明かしてくれませんが、不倫をしているのではと疑っています。両親もネグレクト気味なところがあったので自分に育児の自信が持てず、ひとり親になったら、こどもになにかひどいことをしてしまうのではないかと心配しています。頼れる人もいないし、離婚したとして1人きりで育てられるのか、不安でたまりません。

ご相談ありがとうございます。育児に自信が持てないのだけれど、夫からは離婚を迫られているので不安になっておられるのですね。

いままで子育てのことで、どこかにご相談になったことはありますか。
地域のこども広場や、こども家庭センター 、児童相談所、そして、地域の子育て支援団体など。母子・父子自立支援員さんもひとり親のところにいらっしゃいますよ。あるいは民間のこども食堂とかに行ってみたことはありますか?

こども家庭支援センター(名称はさまざま)では、子育ての日常的な悩みを聞いてくれると思いますし、児童相談所はもう少したいへんな方たちが相談しているように思いますが、そんな中でこの人ならわりと話しやすいなあという方がいらしたら、その方に定期的にご相談になることをおすすめします。

あなたとお子さんを支えてくれる人が増えていくと、安心感も増えていくでしょう。子育てについての悩みの相談や、子育てヘルパーの派遣についてのお願いなどしてみてください。ひとりで悩まないでいろいろな助けをもらっていってください。
そういう中で、育児に自信がついていけばいいですね。

わたしは30代後半で4歳と5歳のこどもが2人います。現在はパートで働いていますが、夫の不倫で別居中、真剣に離婚を考えています。夫の仕事の都合でいまは都内在住ですが、家賃も高いので都外に引っ越し、仕事を探すことも検討中です。どの自治体がひとり親の支援が充実しているかなど、検討材料に加えるべき点があればアドバイスをいただけないでしょうか。

学齢前のお子さんが2人いらして、夫とは別居中なのですね。調停をこれからされるのでしょうか。調停終了後にどこで暮らそうかと考えておられ、家賃の高い都内からの移転も検討されておられるのですね。

ひとり親支援、子育て支援の何を重視するかによって違うので、まずは何を重視するのかを考えてネットで調べることをおすすめします。
全国共通のひとり親家庭支援としては、児童扶養手当があります。全部支給だと(年収160万円まで)、月額4万4,140円(子が2人目の加算額は全部支給ですと1万420円)ですね。

そのほか、ひとり親家庭医療費助成制度も全国にありますが、現物給付(医療機関で支払いが不要)と還付制(いったん支払い、手続き後還付)に分かれます。

さらに、自治体独自の給付としては、東京都の児童育成手当(こども1人あたり月額1万3,500円)、名古屋市のひとり親家庭手当(初年度こども1人あたり月額9,000円)などがあります。

こうしてみると、都内は、家賃が高いのですが、手当額も多いということはあると思います。また仕事もたくさんあります。
そのほか、保育サービスなども知りたいところですね。また、独自の奨学金制度をもっている自治体もあります。東京都には、高校3年生と中学3年生を支える「受験生チャレンジ支援貸付事業」もあります。兵庫県明石市は養育費の立て替え払い制度や、法律相談、親子交流支援などが充実しています。

ひとり親になった後

NPO法人 しんぐるまざあず・ふぉーらむ
理事長・赤石千衣子氏が回答します

42歳で小学生のこどもがいる母親です。最近、夫の女性関係で離婚をしました。現在はパートタイムで働いていますが、これからこどもを育てていくために、収入を上げていきたいと思っています。資格取得などを考えたほうがいいのでしょうか。

小学生のお子さんがいらっしゃるのですね。これからのことを考えて、仕事の収入を上げていきたいのですね。

いままでどのようなお仕事をしてこられたのでしょうか。新卒(高校、短大、大学)のときの就職先、その後は。そこで、楽しかったなあ、自分の力が生かせたと思う仕事はどれでしたか?
あなたの適性や、どのくらいの収入がほしいのか、そしてどんなことを人生の中で優先していきたいか(バリバリ働きたいのか、ゆとりある暮らしをしたいのか)なども考えていきましょう。
また、求人が多い仕事、少ない仕事も知っていきましょう。一般事務の求人は減っていますよ。

その上で、資格をとったほうがいいのか、それとも仕事をしながらキャリアを積んでいったほうがいいのかも考えていきましょう。

ひとりで考えるのはむずかしいので、就職相談を受けていくことをおすすめします。担当がついてくれるマザーズハローワークや、ひとり親家庭支援センター、そしてハローワークなど、相性のいい相談員さんに継続的にご相談されるとよいと思います。

※マザーズハローワーク(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32769.html別ウィンドウで開く
※ひとり親家庭支援センター(全国の母子家庭等就業・自立支援センター https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/72cff17e-bbb0-42a7-bc5e-a403c05d8ef1/0d0a622a/20231208_policies_hitori-oya_syuugyou-jiritsu-center_05.pdf別ウィンドウで開く

わたしは30代で、学齢前のこどもが2人います。これまで専業主婦だったのですが、離婚も成立したので、これから働きたいと思っています。仕事が決まっていないと、保育園には預けられないのでしょうか。教えてください。

学齢前のお子さんが2人いらして、これから働こうと考えているのですね。がんばってください。

まず、自治体の保育課に連絡してみましょう。
公的な保育は、4月からの入園のためには、前年の11月ごろから申し込み、それぞれの保育の必要度に応じて、ポイントをつけられ、順番に保育園への入園を決めていきます。年度途中での入園は、やや大変です。

保育課にご相談になり(現在の保育園の空き状況は各市区町村が公開しています)、入れそうか聞いてみましょう。なかなか空きがない場合には保育が必要な理由をしっかり伝えていきましょう。

求職中であることで保育園に入園できた場合は、3か月以内に就職が決まることが条件となります。
また一時保育という枠もありますので、利用しながらお子さんを預けて、求職活動をすることができます。自治体の保育課に行って登録しましょう。自治体により設定金額は異なりますが、半日で1,200円程度費用がかかります。

さらに、無認可保育所もあります。こちらの情報も自治体からもらい、保育料はだいぶ高くなりますが、利用するのもひとつの方法です。

また、最近は、託児付きの職業訓練などが各地にあります。すべての講座に託児がつくわけではないのですがマザーズハローワークなどでご相談ください。

※希望する仕事に就くために必要な職業スキルや知識を習得する公的制度「ハロートレーニング」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/hellotraining_top.html別ウィンドウで開く

3歳の息子がすぐに風邪をひきます。少しでも熱があると保育園は受け入れてくれないですし、仕事も頻繁には休めません。どうしても仕事を休めないときはどうすればいいのでしょうか。

お子さんが病気になっても、すぐに仕事が休めなくて、たいへん!
37.5度以上の熱で、保育園から呼び出し。職場の人に頭を下げるのもつらくなります。

お子さんが病気になったら、利用できるのは、公的な病児保育所です。地域によって異なりますが自治体に数か所あるところが多いので、まずは登録を済ませておきましょう。
熱が出たら、病院に連れていき、翌日からは病児保育所が使えるよう予約して利用できると、ありがたいですね。ただ、インフルエンザシーズンなどは満員のこともあります。また利用料は1日あたり2,000~4,000円程度ですが、家から遠いところですとタクシー代など移動費もかかります。またファミリーサポートなどの制度を病児でも使える自治体もありますので、調べておきましょう。

大都市では、派遣型の民間の病児保育があります。ひとり親割引をしている法人もありますので、探してみてください。病児保育をするシッターもいます。
また、こどもが熱を出したときには、在宅就労を認める雇用主も出てきました。会社と交渉されてみるのはいかがでしょうか。

最後の手段は、ご親族です。親族に新幹線で来てもらった人もいます。
また、職場の人間関係をよくするために、自分の手があいたときには、同僚の仕事を手伝っておきましょう。

お子さんは大きくなると丈夫になります。お子さんが留守番を少しできるようになる小学校中学年ごろには、お子さんの年齢とあなた自身の年齢を加味して、あらためてキャリアプランを立てていくとよいでしょう。

5年前に離婚し、調停で養育費は1人3万円と取り決めましたが、2か月前から支払いが止まっています。こどもは現在中学3年生と小学6年生で、これから学費が必要になる時期です。元夫のSNSを見ると、遊びに出かけたりしているのでお金がなくて困っている様子はないのですが、請求の連絡をしても返事がありません。どうしたらいいでしょうか。

調停で決まった養育費の支払いが2か月前からないとのこと。たいへんですね。

調停や離婚判決、審判などで決まった養育費の支払いが滞った場合、まずしていただきたいのは、裁判所の履行勧告の手続きです。家庭裁判所への履行勧告の申し出は、書面によっても、電話で口頭によっても行うことができます。あくまでも勧告なので強制力はありませんが、裁判所から履行勧告が書面で来ると支払いをする人もいます。

それでも支払わない場合、元夫の財産(給与、預貯金口座)などを差し押さえて、その中から支払いを強制する強制執行という方法があります。強制執行は、裁判所で取り決めた養育費が支払われない場合のほか、公正証書(強制執行認諾文言付きのもの)で養育費を取り決めた場合に有効です。

相手の勤務先や口座が分からない場合は、財産開示手続きや第三者からの情報取得手続きを行うこととなります。
弁護士さんに入ってもらい、差し押さえをしてもらいましょう。会社の給与を差し押さえた場合、そこから、まだ期限が来ていない部分についても養育費が支払われるように手続きができます。
なお、離婚後のこどもの養育に関する法制審議会での議論では、法定養育費の制度などを検討しています。

小学3年生の娘と2人で暮らしています。先日健康診断でひっかかり、精密検査を行ったところ、がんと診断されました。治療ができる段階とのことですが、入院期間に娘をどうしたらよいか、先が読めない治療費、治らなかったときのことなどを考えると夜も心配で眠れません。何から準備すればよいでしょうか。

健康診断にひっかかり、精密検査で、がんと診断されたとのこと。なんと……。

さて、治療に関しては、専門医と相談して治療法を決めていきましょう。もし、不安があれば、ほかの医療機関の意見を聞く「セカンドオピニオン」も可能です。
これまで入院したひとり親の方の中には、入院期間、お子さんを預かってもらうために、ご親族に頼む方もいました。また、こどもショートステイ制度を利用した方もいます。ショートステイは、1日2,000~3,000円で、1週間を上限にお子さんを預かってくれます。養護施設などを利用しますが、ほかのお子さんと一緒ではなく、ショートステイ用のお部屋を持っているところが多いです。

治療費ですが、ひとり親医療費助成制度は、お子さんだけでなくひとり親も対象ですので、治療法が保険の対象内であれば、心配しなくても大丈夫です。また、高額療養費制度という制度では、所得により、限度額(例:月額5万7,600円)以上の高額医療費の場合には、払い戻しが受けられます(差額ベッド代などは対象外です)。

病院の支払いや、お仕事への復帰など心配があれば、病院の医療相談室(名称はさまざま)にご相談になることをおすすめします。医療ソーシャルワーカーがいて、相談にのってくれるはずです。

相手の不倫が原因で別れたため、もう結婚なんてするもんかと思っていましたが、職場でいろいろな相談に乗ってくれていた方と、最近お付き合いをすることになりました。相手は私がシングルであることを知っていて、こどもにも会いたいと言ってくれています。将来再婚も考えてお付き合いしていきたいと思っていますが、注意点などあれば教えてほしいです。

再婚したいと思える相手に出会えてよかったですね!でも再婚となるとこどもの人生にも大きな影響があります。冷静に考えましょう。

彼は、仕事をしていますね?借金はないですか?結婚してから借金があるとわかったというのでは困ります。女性関係はどうでしょうか。
コミュニケーションは取れる人でしょうか。こどもとの関係はどうですか?こどもの話を聞き、こどもを優先に考えられる人でしょうか。

そして、お子さんに了解を取りましょう。年齢に合った言い方でわかるように説明しましょうね。
こどもにとって、家庭に新しい父親を迎えることで今までのお父さんとの関係がなくなるわけではない、ということを理解してもらえるといいですね。
こどもを再婚相手と法的に養子縁組させるかどうかもあります。彼と養子縁組をすると扶養義務などが法的にも生じます。
あなたもお子さんも納得できる選択ができるよう応援しています!

小学2年生と4歳の息子と3人暮らしです。近くに実家があり、必要なときは手助けもしてくれますが、やんちゃな2人の相手をするのは体力が必要で、帰った後はぐったりしていると聞きました。私も仕事以外は2人の相手でいっぱいいっぱい、自分の時間は一切ありません。たまに全部投げ出したい、ひとりっきりで旅行にでも行ってしまいたいと思うことがありますが、どうしたらいいでしょうか。

小学校2年生と4歳の息子さんと3人暮らしで、気持ち的にも体力的にもたいへんなのですね。ほんとうにひとりでよくやっておられますね。

まずは、自分がひとりになれる時間をつくるようにしてみませんか。
朝5時に起きて、お子さんを起こすまでの間に、コーヒーを入れて本を読むのも、音楽を聴くのも、夜、こどもが寝たあとプチスイーツを食べるのもいいと思います。自分はいま自分のための時間を過ごしている、という意識が大切ですよ。

また、こどもを預けたり、遊んでくれたりする機関をみつけましょう。
ファミリーサポートセンターや、ベビーシッターの制度など、聞いてみてはいかがでしょう。あなたが美容院やお買い物に行くなど、自分のために時間をつかってよいと思います。

また保育園と学童クラブに預けておられると思います。職場からお迎えに行くまで、ご自身の時間のために預けることを認める園もありますので、ご相談してみてください。
自分自身をリフレッシュさせることで、そのあと、こどもたちにもやさしく接することができるようになり、親も、こどももハッピーになれます。ぜひ試してみてください。

こどもの保育園や学校の保護者会が憂鬱です。自分からひとり親であることをなかなか言えず、「お父さんは?」と聞かれても、「ちょっと……」とかごまかしてしまっています。保育園のお迎えで少し話をできるママができたのですが、離婚したことを伝えたら嫌われないか心配です。

保育園や学校の保護者会で、なかなかひとり親であることが伝えづらい……でもかえってそのことで困る場面もでてきて、困っておられるのですね。

保育園は、働く親が多いので、きっと1クラスに数人は、ひとり親や予備軍の方がいらっしゃるのではないでしょうか。
でもなかなか自分のことを話せないというのはよくご相談でお聞きします。
あなたのプライバシーはあなたが自分で守っていいですよ。無理せず、言える範囲で伝えてみてください。

ただ、少し親しくなった方がいるのであれば、実はね、と話してみたらいかがでしょう。
「いまはひとり親なの」とか「お父さんと一緒には暮らしていないの」だけでもいいのです。
意外に「そうなのね」と受け止めてくれると思いますよ。

また、ひとり親の方で同じ立場のひとり親と会ったことがないという方も多いので、ひとり親の交流会を探して、参加してみるのもおすすめです。

離婚して5年、小学6年生の息子と4年生の娘がいます。息子の反抗期がはじまったのか、勉強しなさい、早く寝なさいというと「うるせえ」と口答えし、部屋でゲームばかりしています。反抗期は中学生くらいからと思っていたので、こんなに早く来てしまったこともショックですし、これから何年この状態が続くのかと思うと絶望感でいっぱいです。離婚に原因があるのでしょうか。

小学校6年生になった息子さんが反抗期でショックなのですね。ひとり親でこどものためにと苦労してきたのに、「うるせえ」と言われるとなんだか気持ちがつらくなってしまいますよね。

まず、お伝えしたいことなのですがこどもの反抗期は、成長のしるし、ひとり立ちしていく過程なんだと受け止めてください。
こどもの自我が確立していく過程では、反抗という時期をとおるので、心配はないですよ。

また、離婚とは関係はないです。
そして、お子さんが、自分の意見や、親の批判を言ってきたときには、しっかり受け止めましょう。そのときは、はぐらかしたりしないで、話を聞きましょう。

また、以前のことがらで批判してくることもあるはずです。謝ったほうがいいなあと思ったら、謝ってください。
嵐がおさまったら、息子さんともいい関係になっていると思いますよ。

高校2年生、小学6年生の息子がいます。上の息子は高校を卒業したら、就職するのかなあと思っていたのですが、大学進学を希望していることがわかりました。進学費用などを貯めていたわけでもないので、どのように大学費用を準備したらいいのでしょうか。教えてください。

高校2年生の息子さんの大学進学費用について、おたずねですね。息子さんが進学希望の夢を持ったということはすばらしいですね。でも経済的に学費をどう用意するのか、悩みますね。

2020年から、修学支援新制度(いわゆる高等教育無償化)が実施されています。住民税非課税の世帯では、お子さんが自宅から私立大学(昼間制)に通う場合、そのほかの要件などを満たしていれば、給付型の奨学金を月額3万8,300円、さらに入学金として最大約26万円、授業料として年間最大約70万円の支援を受けられる制度です。あなたの場合は、どの程度の支援が受けられるか、所得などを入れていくとおおよその金額が出ますので、こちら別ウィンドウで開くを参考にしてみてください。

要件は三つ。親の所得要件と資産要件、そして、お子さん本人の学力要件です。また進学する大学や専門学校などが支援対象になっていることも必要です(学力の要件は、評定平均3.5以上とされていますが、レポートなどで学習意欲が確認できる場合もOK)。

高校3年生の4月末から在学している高校を通じて手続きを行う必要があり、受付期間などは学校によって異なります。生徒本人と保護者のマイナンバーが必要です。2024年からはさらに多子世帯のこどもや、理系に進学した学生は、所得要件が緩和されます。

夫の女性関係が原因で離婚し2年、小学2年生と4歳の子がいます。こどもたちには離婚したことや、離婚原因については伝えていません。4歳の娘が不安定になり、口答えをしたり、ぐずったりして困っています。このあいだも泣いてぐずりながら「パパに会いたい」と訴えてきて、私はせいいっぱいこどもが安心できるように努めています。娘の父親とは季節に1度くらい、親子交流の機会を持っていますが、もっと増やした方がいいのでしょうか。元夫は会えばこどもたちにやさしいのですが、それほどこどもたちに関心がないようです。

元夫の女性関係で離婚したけれど、お子さんが「パパに会いたい」とぐずったりするのですね。そんなことを言われると、困ってしまいますね。

お子さんの状況が正確にはわからないのですが児童精神科医の先生のことばをご紹介しますね。『ひとり親でも子どもは健全に育ちます』を書いた、児童精神科医の佐々木正美先生のことばです。
「お子さんは離婚後、せいいっぱいやってきたので、かろうじて張りつめていたこころの糸がきれてしまってぐずっているのかもしれない。そんなときには、毎日の食事に気を配ってあげてください。お子さんの好きなものを聞いて、出してあげる、そんな中で家庭の中が子どもにとって居心地のよいものになっていくでしょう」と書かれています。

親子交流については、お子さんに聞いてみたらいかがでしょう。「もうすこしパパと会える回数を増やせるか、パパに聞いてみる?」と。実現できるときも実現できないときもあるでしょう。
少しずつお子さんの希望を聞いていくうちに落ち着いていくのかなと思います。
それから、離婚したこと、パパとはもう一緒には暮らせないことは伝えてよいのではないかなと思います。

50歳で高校2年生のこどもがいます。以前はフルタイムで働いていましたが、夫のDVで離婚、その後働いた職場でもいじめに遭い、バスや電車に乗るとパニックになってしまうので働けなくなってしまいました。精神科を受診したところ、うつ病と診断されました。こどもは父親からのDVを見ていたためか、不登校となり、現在は通信制高校に通っています。これからどうしていったらいいのでしょうか。

夫のDVから逃れて離婚され、現在はうつでパニック発作もおありなので、働けないのですね。今までたいへんな状況をなんとか生きてこられたのですね。まずは自分自身がよくやってきたことをほめてあげてください。

あなたが安心できる場所を少しずつ増やしていくといいですね。DV被害を受けた方たちの自助グループや、安心できる場での相談会などに参加してみるのはいかがですか?
以前の自分を考えるといまの自分がダメだと思いがちですが、1年前、半年前と比較して、できたことを増やしてくださいね。

精神科にかかっておられるとのことなので、医師と相談しながら、福祉作業所に通うといった道もありそうですね。収入については、障害年金を受給することもひとつの方法です(児童扶養手当は、障害年金の子加算との差額を受給できることになっています)。障害枠での就労もあります。

家事などで支援が必要でしたら、福祉サービスの利用援助等を行う日常生活自立支援医療事業についてもお住まいの自治体でご相談してみてください。
あなたが安定していくとお子さんも少しずつ先が見えてくると思います。

シングルファザーの方へ

全国父子家庭支援ネットワーク
代表理事・村上吉宣氏が回答します

小学3年生の娘と小学2年生の息子を育てるシングルファーザーです。離婚したのは2年ほど前。娘がそろそろ思春期を迎える時期ですが、どのように接したらよいでしょうか。

まずは娘さんと一緒に、学校の女性の先生や保健室の先生、または掛かりつけの小児科の医師に「困ったときに相談に乗って欲しい」と伝えるところから始めてみましょう。

親子で一緒に相談ルートを決めておくことで、娘さんの生理や体の変化、そしてホルモンバランスが崩れた際の感情の起伏など、予測される課題に対して今のうちに準備をしておくことをおすすめします。

また、思春期に入る頃を境に「こどもの自立心の芽生え」が見られ、「自らの考えや体験を通した意見」を言葉にするようになるため、親と子のコミュニケーションがより一層重要になってきます。家庭内を安心安全な空間にするために、目指すは「笑っているパパ」「なんでも話を聞いてくれて応援してくれるパパ」「こどもの意見を尊重し、自身がこどもだった頃の体験を踏まえて助言してくれるパパ」になれるようなマインドセットづくりも、今のうちから進めていきましょう。

怒りをコントロールすることが難しく、つい感情的になってしまい、こどもに手をあげてしまいます。後悔するのも分かっているのに、どうしたら良いのか分かりません。何か良い方法はありますか。

お話をしてくださり、ありがとうございます。お気持ち分かります。一生懸命、子育てされているんですね。

ただ、こどもの成長に合わせたコミュニケーションの取り方について一度立ち止まって考え、子育てスタイルを変える必要があるように感じました。まずは、ご自身が「自らをケアする時間」を持ってみるのはどうか、とお話を聞いて思います。

誤解しないで聞いて欲しいのですが、障害福祉をしている私から見るに、お父さん自身に発達障害の傾向が見受けられます。衝動的な感情のコントロールが難しかったり、想定されない出来事に柔軟に対応することにストレスを感じていらっしゃったりするようです。一度、専門機関に相談してみてください。

実は私自身も発達障害を持っていて、専門機関の相談員さんに悩みを打ち明けたところ、こどもとの接し方が分かって、自分の感情コントロールもできるようになったんです。自分自身やこどもの特徴を客観的に見ることができるようになれば、問題を解決する最適解を導けるようになります。ぜひ、検討してみてくださいね。

長距離トラックの仕事をしており、小学生のこどもが熱を出すなどしても帰ることができません。ほとんどネグレクト状態の子育てになってしまっていると感じています。どうしたらよいでしょうか。

厳しいこと、聞きたくないことかもしれませんが、言葉にしますね。ひとり親家庭になるための「準備と覚悟」が必要です。現状の生活スタイルを変えなければ、ひとりで子育てをすることはできません。生き方のマインドリセットが必要です。

まだお子さんも小さいようですし、収入をダウンさせてでも、子育てに理解がある、または柔軟な働き方を選択できる職業に転職を検討してみてはいかがでしょうか。働き続けることで経験を積み、収入が上がっていくような転職先の相談をハローワークの相談員さんとしてください。

そして変化は大変なストレスを生み出すことになりますが、子育てをするうえで、今目の前にいるこどもと向かい合うことは、将来的に親子の愛着関係を強固なものにつながります。これから迎える思春期のためにも、今から信頼関係を構築していかないと、苦しむのはこどもです。

現状を改めることを選択しない場合、最悪、児童相談所による一時保護または里親に委託という判断を下されても仕方のない状況であるという危機感を持ってください。父子家庭で生きると決めたのであれば「親業」をしましょう。困ったとき、つらいとき、いつでも話を聞きますから勇気をもって行動してくださいね。

毎日の仕事が忙しく、こどもとの時間もろくに取れません。さらに睡眠時間が十分に取れておらず、落ち込みがひどかったり、日々のモチベーションがあがらなかったりして困っています。

今、必要なのは生活の軸となるお父さんの心の健康を取り戻すことだと考えます。早急に心療内科を受診し、適切な治療や助言を受けましょう。睡眠の質が上がり、意欲が向上してきたら、生活スタイルの見直しをする必要があります。

まずは、お父さんが元気で笑えないと、こどもにとって必要な安心安全を感じられる家庭環境を維持することはできませんよ。職場にも産業医さんがいらっしゃるのであれば、上司に相談して、社内での働き方の見直しも必要だと思われます。

まずは医療、そして職場の産業医面談を希望する行動をとっていきましょう。その行動の後、必ず不安に思うことが出てくると思いますが、その時にはまた一緒に考えましょう。お父さんがお父さんらしく、笑いが絶えない家庭で育ったこどもは、大人になっても「強く生きていく力」を持ちます。今が正念場ですね。またの連絡お待ちしています。

自分のこどもの他、介護が必要な両親と、障害のある成人した妹と同居していて、面倒をみています。さらに子育ての応援を見込めなくて、自営業と深夜のコンビニのアルバイトをしながら生計維持していますが、もう限界、困っています。

ご事情、お話しくださり本当にありがとうございます。打ち明けるのは、大変勇気が必要だったことと思います。

まず初めに一言、安心してください、その問題は解決することができます。夜勤のアルバイトをまず辞めましょう。今の頑張り方は心を蝕み、精神疾患の発症のリスクが非常に高い状況下にあることを理解してください。

最初に行う行動として、地域包括支援センターのケアマネジャーさんと、障害者相談支援専門員さんに連絡をして、母子・父子自立支援員さんを交えた拡大ケース会議を希望してください。

各専門機関の方々に知恵を出し合ってもらうことで、最適解を導き出すことができます。もし時間がなくて難しい場合には、今関わりを持っている支援機関の連絡先と担当者の氏名をメールかLINEで送ってください。私の方で事情を説明し拡大ケース会議の準備をするサポートを行います。大丈夫、もうあなたは一人で悩まなくてもいいんですよ。とにかく今はこどもの育ちの環境を整え、自宅で心穏やかに過ごせるようにすることが優先順位第1位と受け止めてください。